スズキ スカイウェイブ250M 2008年モデル(各色)

保証有2年(書有) 製造国日本

現金販売価格62万9000円諸費別

●水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒249cc●最高出力19kW/7,500rpm●最大トルク25N・m/6,000rpm●乾燥重量205kg●タンク容量13リットル●シート高710mm●メーカー希望小売価格¥703,500


2008年4月にマニュアルシフト機構が施されて登場した2008年モデルのスカイウェイブ250M 。その新型の試乗車を私、小山がいっぱい乗り廻して、より複雑になったモード切替機構をきちんと説明します。

その1/CVTモードはラクチン低燃費モード

CVTモードはスクーターではお馴染みの無段変速式駆動です。スタートからアクセルを開けると、まずエンジン回転だけ上がって後から速度が追いついてきます。最近4輪車でも搭載されてきてますね。スカイウェイブシリーズの基本の変速方式です。まずは乗ってみましょう。んー普通ですね。バイク乗りの気持ちを正直に申せば「つまらん」。ちょっと剛速球だったかな、じゃあ「ラクチン」でどうかな。夜中、店から国道41号線を北へ50キロほど走って、コンビニで休憩して折り返して帰ってきました。その間の平均燃費がメーター読み37km/Lまでいきました。市街地区間だけだったら23km/L前後でしょうかね。エコ運転ならこのモードでしょう。バイクと比べて膨大な荷物スペースを備えてこの低燃費なら、モード切替なしのタイプSやSSでもトランスポーターとして合格と言っていいと思います。

その2/7速ATモードでワクワクしてみる

第二夜は7速ATモードです。このモードが2008年モデルから追加されました。さあどんなかなっと走ってみます。昨夜CVTモードだけで走った道をそのまま走ってみましたが、これが楽しくてびっくりしちゃいました。アクセルをひねると、ヴォーン、ヴォーン、ヴォーン、ヴォーン、ヴォーン、ヴォーン、ヴォーンと回転が上がってシフトアップして下がった回転がまた上昇してを繰り返してくれます。バイクで言えば、吹けあがりを楽しむってトコですよね。電気的な機構だとしても、これがあると操る楽しさ倍増です。ゼロ発進加速もCVTモードより早く動き出すし、コーナーや曲がり角の手前で減速するでしょ、そんで立ち上がりの再加速にアクセルワイドオープンで、ドッヴォーン、ヴォーンっていい感じ出して伸びていきます。追い越し加速でもアクセルを開けた瞬間に2つ3つキックダウンしてグォーンと車速が上がって行きます。この加速感はCVTのそれとは別物の鋭さです。このATモードは当然ですがギアの選択は機械任せです。ごく普通の加速時では5,000回転くらいでシフトアップして、減速時は3,000回転以下になるとシフトダウンします。気持ちよく開けちゃうからか燃費はCVTモードには及ばず、同じ道でも平均燃費33km/Lでした。気持ち良く走るのに慣れてくると、でもだんだんわがまま言いたくなってくるんですよ。「今はもう1速上げたいなぁ」とかね。そんな時、あるじゃないですかUP、DOWNボタンが! でもそれは第三夜のお楽しみ。

その3/7速MTモードでガンガン走る

第三夜は7速MTモードです。走る走る、昨晩のATモードも速いなあと思ってましたけど、MTはもっと速く感じます。同じ道を走って折り返し地点まで、「あれっ、もう着いた!」てな具合です。自分の選択したギアで走れる満足感がたっぷり味わえますね。そのかわり左手親指がとっても忙しいです。アクセル開け開けでしたから、燃費も29km/Lでした。楽しんで走った分、燃費が悪くなるのはしょうがないですね。

その4/まだまだボタンが付いている
そーなんです、タイプMにはまだ使っていないボタンが2つあります。1つ目はパワーボタン。これはCVTモードとATモードで使用可能です。いつもよりローギア設定にしてノーマルと同じ速度でも1,000回転以上高い回転を維持してくれます。市街地走行の加減速の多い条件で威力を発揮してくれます。タイプSのオーナーさんに乗ってもらったら、「このボタン欲しい」と言ってもらえました。ただし、当然ながら燃費は1割ほど悪化するのでご勘弁ください。ATモードのパワーモードでは、僕がMTモードでかっ飛ばしているときとほぼ同じシフト選択を勝手にしてくれるので、個人的には一番お気に入りでしたが、燃費もやっぱりMTモード並みになっちゃいます。そして最後のボタンは、このモデルから追加されたスロットルアシストボタンです。このボタンはATモードとMTモードで使います。時速40キロ以上でブレーキをかけてるときに、スロットルをバイクのダブルアクセルのように捻るとMTでシフトダウン、ATではシフトダウンしたギアに固定されて、後の加速時にアクセルの動きに機敏に反応してくれます。でも一般道を普通に走るだけなら、使用頻度は少ないか無いと思いますよ。峠道の下りヘアピンでスーパースポーツクラスを追いかけてるなんてときに使うと楽しいかも。

p.s. 「荷物をいっぱい積めるスクーターは気になるけど、イージーライドな乗り物はつまらないから」と敬遠していた方、このタイプMに乗ってみてください。「お、これならいいかも」と思ってもらえる気がします。