2021年12月 ジクサーSF250 2020モデル インプレ
『帰ってきた!? おばちゃんライダー ― 今のうちにもうひと踏ん張り乗ってみよっ!― 』
…子育ては終了していて、赤い帽子とちゃんちゃんこが近づいてきた今日この頃。長い間乗ってなかったオートバイに "もう一度!!" …と。今度は250ccに乗ってみました。
スズキ ジクサーSF250 2020モデル
4サイクル SOHC油冷単気筒250cc 6速
前回レポートのジクサー150同様に、雨にも負けず風にも負けず、夏の猛暑にも耐えて(暑さで体重が3Kgも減りました・・・)通勤や所用に走りました。
バーハンドルだったジクサー150と違い、SF250はフルカウル付きのセパレートハンドルなんですが、タンク周りはほぼ同じデザインなので足着きやフイット感はやっぱり良好。セパハンでも手前側上方にきてる感じなので無理のないライディングフォームです。走行中も楽で快適。疲れてきません。
装備重量(燃料満タン時の車両重量)は、ジクサー150は139Kg、SF250だと158Kg、だから19Kg重い。とは言え250モデルとしては、軽いです。燃料満タンでも158Kgなので、押し引きや駐輪などでの取り廻しも気にならず。通勤でも使うなら、これぐらいで調度良いかな。
ただし、軽いぶんだけ横風に普通のバイク以上に気を付けましょう。横風の影響の大きい時がある橋の上や切り通しなどでは、風にあおられて足元をすくわれないように! 前方の建築物や周囲の地形などから、その日の風を先読みして安全に。そしてやっぱり先ずは、ニーグリップ! ニーグリップ!!
ところで、皆様から質問の多い「油冷単気筒のエンジン特性」って、常用速度域でのメリハリの良さでしょうか。一気に吹け上がってゆく特性のDOHCではなく、SOHCの豊かで扱いやすい中間トルクを活かした特性に加え、新しい油冷方式を採用して長時間でもへこたれにくいエンジンに仕上がっています。車の流れにも乗りやすいし、リードしたい時にもサッと加速してくれる俊敏性もあります。150でも中速域での快活さがありましたが、250のようにはいかないかなぁ。だって100ccも大きいのですから。でも皆さん、これだけ頑張って仕事するのですから、オイルはマメに交換をお願いします。エンジンを傷めないためにも。
気になった事は、信号待ちなどでミラーの角度を調整しようと思った時にシートから手を伸ばしても、ステーが長いので遠くて力が入らず固いのでやりにくいです。乗る前に調整しておくことがポイントです。
燃費は、通勤・所用でも30-34km/Lはいってます。ツーリング使いのお客様のお話しによると、40km/Lは楽にいってるそうです。
燃費計測
11月 333.9km 10.01L 33.36km/L
10月 255.1km 7.62L 33.48km/L
9月 345.4km 11.10L 31.12km/L
8月 307.0km 9.11L 33.70km/L
今のところ通勤にしか使ってませんが、必要十分に走ってくれるバイクなので、イチオシです。何しろ、これだけ走って、人目を惹くカウル付きで、税込本体481,800円です。こんなに走って、お値打ちです。
お気に入りは、150ccと同じく、メインキーをONにすると「GO」と出るところ。これ、緊張をほぐしてくれ、走れる気持ちにしてくれますよ。
前回のジクサー150レポートや、初期型ジクサーのツーリングレポートもご参考に読んで下さいね。